日記 12・1月 戻る  トップへ
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    3日(木)  2月17日(水)にある町学校保健研究協議会の「参観授業」は、
「かぜの予防」で授業しようと思っている。
 以下に、「授業の流れ」を記す。(当日まで、もっと練るつもりである。)
 ちなみに、パワーポイントを作ってやろうと思っている。
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健康学習「かぜをやっつけよう」授業案(予防教育)
                     2005年 2月   
                        徳田 洋広


1 「絵」を見て,「気づいたこと」「思ったこと」を発表する。

発問 これは何の絵でしょう。
 ◇ 風邪を引いている子どもの絵

指示 この絵を見て,「気づいたこと」「思ったこと」を三つ以上考え   ます。
指示 一つ目これ,二つ目これ,三つ目これと指を折って考えなさ   い。
 ◇ 二人とも苦しいそうだ。
 ◇ 咳をしている。
 ◇ 熱はあるのかな。

2 「風邪を引いた」経験について発表し合い,「風邪」に関わる内 部情報を高める。

(1)風邪を引いたときの「つらい」経験を発表する。

発問 みなさん,風邪を引いたことがありますか。
指示 ある人?(挙手を求める)
 ◇ 全員が挙手

発問 「風邪を引く」のって,いいもんですか。
 ◇  いや。

@ 体のどこがどうなる?

発問 どうしていやなの?
    「風邪を引くと,どうなるか」教えてくれないかな?
助言 ここに「人間の体」をかいた絵を持ってきたので,これを使    って説明してもいいです。
    黒板に書いてもいいです。
指示 言いたい人からどうぞ。
評価 全部で10個以上出るといいな。

A 「風邪を引いたときの演技」

指示 次,「風邪を引いたときの演技」をしてもらいます。
助言 演技をするときは,そのまねをし,何かをつぶやいたりして    やるといいですよ。
指示 では,前で順番にどうぞ。

発問 もう1度聞きます。
    「風邪」っていいもんですか。(いいえ)
    「風邪」を引いてみたいですか。(いいえ)

2 学習内容を予想し,学習のめあてを知る。

発問 今日は,どんなこと勉強すると思う?
指示 近くの人と相談してごらん。
評価 二つ以上思い浮かぶといいな。
 ◇ 風邪はどうやって引くか
 ◇ どうしたら風邪を引きにくいか。

説明 今日は,こんなことを勉強するんだよ。(パワーポイントで明    示) 
   「かぜのことをよくしり、
      かぜのやっつけかたをしろう」

説明 皆さんにとっては,「かぜ」は敵ですね。
    敵は,やっつけないといけない。自分がやられちゃうからね
    そのためには,まず敵のことをよく知らないといけない。
    すると,敵との戦い方が分かってくる。やっつけ方が分かっ   てくるんだ。
     だから,まず「かぜ」のことをよく知って,その後に,「やっ    つけ方」を勉強しよう。

     どうですか。楽しみですか。
     楽しみな人,手をビシッと挙げる。

3 「風邪」のことや「風邪を引くメカニズム」を知る

(1)風邪の犯人は?

説明 さて,先生は風邪を引いてしまいました。(ゴホン,ゴホンと   咳をする。)
発問 このとき,体の中に何がいるのかな?
    風邪を引き起こす犯人は誰なのかな?
指示 思い浮かんだ人は,起立?
 ◇ バイ菌
 ◇ かぜのバイ菌

説明 正解は,これです。「かぜウイルス」です。(パワーポイント                                     明示)
指示 一緒に言ってみましょう。サン,ハイ。(「かぜウイルス」)

(2)教室に「風邪」ウイルスはいるか?

説明 さて,今,この教室には風邪を引いている人が誰もいないと   しましょう。
     みんな元気,健康だとしましょう。
発問 そのとき,この教室には,「かぜウイルス」はいるでしょうか。
指示 いると思う人は○,いないと思う人は×を書きなさい。
★ 挙手,人数確認。理由の発表。

 「いる」と思う人  ・ いるけど,体の中に入っていないだけ。
           ・ 少しぐらいはいる。
 「いない」と思う人 ・ いたら,風邪を引いてしまう
           
説明 正解は,これです。(パワーポイント明示)
    いるんですよ。
    それもウジャウジャいるんですよ。
    人がたくさん集まっているいるところに特にたくさんいるんで   すよ。
     いろんなところについていたり,空中にただよっていたりし   ます。
     「かぜウイルス」は,あちこちにいるんです。

(3)「風邪ウイルス」の特徴を知る。

説明 さて,この「かぜウイルス」は敵です。
    その敵のことをよく知りましょう。(パワーポイント明示)

発問 第一問。「性格」です。
   「かぜウイルスは,○○○○○が好き」何でしょう。
★ 予想の発表(起立発言or指名発言)

説明 正解は,「つめたくてかわいた空気が好き」です。 (「冬風                                  邪」の場合)
説明 冬はつめたくて,空気がかわいています。
    日本の冬は「かぜウイルス」が元気に暴れ回る最高の季節   です。
    冬に風邪を引く人が多いのは,このためです。

発問 第二問。「特技」です。「得意なこと」です。
    「かぜウイルスは,○○○○○できる。」何でしょう。
★ 予想の発表(起立発言or指名発言)

説明 正解は,「すごいスピードで移動できる」です。
発問 ここで質問。くしゃみをしたときに,「かぜウイルス」がパッと   飛んでいきます。
    そのスピードは,みんなが乗る車より速いでしょうか。
    速いと思う人は○,遅いと思う人は×。
★ 挙手で人数の確認。理由の発表

説明 正解は,「車より速いです。何と新幹線つばめよりも速いの   です。くしゃみをしたときに飛び出す「かぜウイルス」のスピー    ドは,何と時速290キロもあるのです。
説明 風邪を引いている人がせきやくしゃみをすると,たくさんの    ウイルスを含んだつばがあちこちに飛び散るのです。

発問 第三問と第四問は,簡単に聞きます。
    「かぜウイルス」の大きさは,○○○ぐらい。
説明 正解は,「一万〜三万分の1ミリメートル」
   顕微鏡でも見えにくいほど本当に小さいです。目に見えない    けど,君たちの近くに今もいるの  です。

発問 最後の問題。
    「かぜウイルスの仲間は,○○種類以上」 *調べる
説明 正解は,「200種類以上」
   たくさんの仲間の中で一番悪さをするのが,インフルエンザ    です。
   インフルエンザにもいろいろな種類がいます。

(4)「かぜウイルスは,体のどこから入って、体の中でどんな悪さをするか」

説明 では,「かぜウイルスは,体のどこから入って,体の中でど   ういう悪さをする」のでしょう。
発問 体のどこから入ると思う?
指示 みんな先生のところに来て,先生の体を使って説明してみ   て?
    できたら理由まで言ってみて。
 ◇ 鼻,口,耳,目,その他(お尻の穴)

説明 正解は,これです。
    口や鼻から入っていきます。
    そして,のどの細胞にくっつきます。

発問 ここで質問。「かぜウイルス」がのどの細胞にくっついたとき   もう風邪を引いてしまったんで  しょうか。
指示 引いてしまったと思う人は○,まだだと思う人は×。
★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 正解は,「まだ」です。

説明 その後,細胞の中に入っていき,仲間を増やします。1個の   「かぜウイルス」から10000個まで増えていきます。
発問 そこで質問。「かぜウイルス」がものすごく増えたとき,もう   風邪を引いてしまったんでしょうか。
指示 引いてしまったと思う人は○,まだだと思う人は×。
★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 正解は,「まだ」です。

説明 たくさんに増えた「かぜウイルス」は,あることを始めます。
   それは,これです。「暴れまわって,次々とのどの細胞を壊し   ていきます。」
発問 そこで質問。「かぜウイルス」がものすごく増えたとき,もう   風邪を引いてしまったんでしょうか。
指示 引いてしまったと思う人は○,まだだと思う人は×。
★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 正解は○です。
   このとき,風邪のいろんな症状が現われます。
    1 のどがいたい。
    2 せきが出る。鼻水が出る。
    3 熱が出る。
    4 頭がいたい。
    5 おなかがいたい。
    6 げりになる。
  などです。

説明 そして,みんなは「苦しい思い」をするのですね。
発問 みんなは,こんな思いをしてみたいですか。
★ 全員に指名して聞いてみる。

4 風邪の予防の仕方について考える

(1)風邪の予防にいいことは,何か?

説明 だから,必要なことは,風邪を引かない工夫ですね。
   もし引いてしまったら,それ以上悪くしない工夫ですね。
    これを「かぜ予防」と言います。
   一緒に言ってみましょう。(「かぜ予防」!)
説明 次に「かぜの予防」の仕方について勉強してみましょう。

発問 かぜを予防するために,かぜを引かないようにするために,   「こんなことしたらいいよ」っていうこと知っているかな?
指示 ノートに,@こういうこと,Aこういうこと・・・と番号を打って書きなさい。
評価 三つ書けたら合格です。

指示 近くの人と相談して,書き加えてください。

★ 列指名→板書。

 【かぜ予防の仕方】
  1 手あらい
  2 うがい
  3 * どうしてこれがいいか知っていますか?
  4
  5
  6
  7

(2)効き目のある「うがい」「手洗い」の仕方

発問 この中で,どうして「うがい」がかぜ予防にいいのか知って    いる人いますか?
    黒板に書いて説明できる人いますか?(教師がのどの絵を   かく。)

指示 では見てみましょう。(パワーポイント)

説明 このように,「うがい」をすると,のどにへばりついている「か   ぜウイルス」を洗い流してくれたり,やっつけてくれたりするの   です。

説明 今からあるうがいの仕方を見せます。(パワーポイント)
発問 このうがいの仕方はいいでしょうか。
   いいと思う人は○,だめだと思う人は×を書きなさい。

★ 挙手による人数確認。理由の発表。

説明 では,正しいうがいの仕方を見てみましょう。(パワーポイン    ト)

1 顔を上に向ける。
  2 口の中で5回くらいガラガラと音を出してはき出す。
  3 これを2回くりかえす。

説明 ところで,昭和大学のえらい先生が,次のように言っていま   す。

    「○○○でうがいをするのが1番いい」と言っています。何    でしょうね。

★ 自由起立発言or指名発言

説明 正解はこれです。「お茶うがい」です。
    「お茶でうがいをするのが1番いい」と言っています。

指示 では,これを見てみましょう。(パワーポイント)

*「あるある大辞典」資料

(3)正しい「うがい」の練習をする。

★ @ 三つの手順を確認する。
  A まず各自がする。
  B 一人ずつさせ,評価・評定する。

(4)正しい「手洗い」の仕方

  @ せっけん・消毒剤などを使って,すみずみまで洗う。
  A 水で洗い流す。
  B せいけつなタオルやハンカチでしっかりふく。

   * 洗い残しが多いところ
    ・ 手の甲,指先,指と指の間,つめの間

(5)いつ「うがい」「手洗い」をしたらいいか。
       うがい              手洗い
       @ 家へ帰ったとき 手洗い  @ 遊んだあと
       A 外で遊んだあと       A 食事の前
       B そうじのあと         B トイレのあと
                          C きたないものにさわ                           ったあと
    2日(水)  例えば、10時間かけて「酒井式による絵」を完成させたとしよう。それも「上手な絵」に仕上がったとしよう。
 このとき、子どもたちは、「上手な絵が完成した」ということだけを体験するのではない。
 「絵を仕上げ、上手な絵が完成させる」までに、子どもたちは、様々なことを「学び」、「体験している」のである。
(実は、これに関係したことを宇佐美氏が著作の中で述べており  それを引用しようと思ったが、知人に貸し今手元にないので、上 に書いた程度にとどめておく。)

 本日「学級だより」が完成した。これに類したことを書いたので、以下に掲載する。

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 「いもほりの絵」が完成しました


◇ 以前からご紹介している「いもほりの絵」が完成しました。
  次のところをかいて,完成となりました。
  
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    1 いもの「つる」と「葉っぱ」
    2 後ろのバック
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   一つ一つ「描き方」を,見本を示しながら教えていきました。    例えば,次のようにです。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     いもの「つる」を描きます。
    このように,「かたつむりの線」で,グニャグニャになるよう    に描いていきます。
    いものはじっこから描き始めます。
    ゆっくりゆっくりクレヨンを動かしていきます。

    一つ目のいものつる。ヨーイ,スタート!(子どもたち描き始                              める。)

    * このように,同時にスタートさせ,全員が一つ目の「つる      」を書き終わってから,二つ目、三つ目・・・と描かせてい      きました。
    * 子どもたちが「描いている」最中,教師は一人一人の子      どもに助言・評価をします。
      「そこの描き方いいね!」「そのグニャグニャいい!」「い     い作品ができそうだ」とか,
      「そこから紙のはじっこまで描いていってごらん。」「もう     少しクレヨンの下を持ってごらん。そうすると,もっと上手      な線になるよ。」とか言いながらです。
    * 「つる」が描き終わったら,今度は「色のつけ方」を教え     ていきます。
      この場合も,教師が見本を示しながら教えていきます。
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◇ 完成後,「記念撮影」をしました。場所は,玄関近くです。
  子どもたちの「堂々とした」「迫力のある」絵を別紙に掲載しまし  た。ご覧ください。

◇ なお,この絵を仕上げるまでに,子どもたちは様々なことを「学  び」,「体験した」ことになります。
  次の通りです。
  
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   1 「上手な絵」を描くための線の描き方
       →@「かたつむりの線」でゆっくり描く。
   2 「上手な絵」を描くための色のつけ方
       →@「やさしく,なでる」ように色をつけていく。ゆっくり          ゆっくり,じっくりじっくり色をつけていく。
         A「線にさわらない」ように,色をつけていく。
   3 「上手な絵」を描くための,描き方・順番
       →@ 一つの部分を丁寧に描き,それが終わったら,
          その隣の部分を丁寧に描いていく。
          (例:鼻→上唇・下唇→右目・左目→まゆ毛 )
   4 「丁寧にやる・作業する」体験とその大切さ
   5 仕上げに向けて,「集中力する・やり続ける」体験とその     大切さ
   6 「最後までやり終える」体験と大切さ
   7 1〜6までの活動や体験を通して得た「成功体験」や,学    習後の「知的成就感・満足感」
   8 「絵が上手になった」「上手に○○ができるようになった」    という「成長・進歩」への自覚
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◇ たかが絵ですが,子どもたちは,「絵の仕上げる行為」の中で これだけたくさんのことを「学び」、「体験」することになるのです。
  このような「貴重な体験」と「学び」の場を保障してくれるのが「 酒井式描画指導法」です。
  そうだからこそ,新しいクラスを受け持つたびに,私はこの「絵 の描き方」を教えています。
◇ これからも,絵に限らず,子どもたちには,「成功体験」と「進  歩・上達」を保障する場を,そして,「知的成就感・満足感」を感  じ、「自分に自信を持つ」「やる気を引き起こす」場を設けていき たいと思います。
 2月 1日(火)  本日、全校朝会の日。
 「学校長の話」の後、次のことを話そうと思っていた。

    「くずれ」

 生徒指導担当者としての話である。
 次のように始まる予定だった。

  1 「くずれる」という言葉があります。
    くずれるものには、どんなものがあるかな?
    「○○がくずれる」と、くずれるものをたくさん思い浮かべて
   みよう。

  2 発表してもらいます。
   ◇ がけがくずれる。
   ◇ 砂の山がくずれる。
   ◇ 調子がくずれる
   ◇ ペースがくずれる。
   ◇ 天気がくずれる。

  3 「くずれる」とは、「できあがっていたものが、こわれる」とか
   「ちゃんとしていたものが、悪くなる」とか「しっかりしていたの
   に、おかしくなる」とかいう意味があります。

  4 先生は、最近次のものが「くずれてきたなあ」と思っていま   す。

     掃除始まりのダッシュ
     廊下歩行

  5 2学期、みなさんに「掃除始まり」の話をしましたね。
    「『そうじはじまり5分前』の放送がなったら、すぐに掃除場    所に移動するのがいいんだ」、みなさんはこう答えましたね。
    そう確認をしたその日の昼休み、みなさんの「動き」は大変   素晴らしいものでした。
    「そうじはじまり5分前」の放送がなった瞬間、さっと動き、さ   っとそうじ場所に移動しました。
    「これは、すごい!」と思いました。

    ところがです。
    最近はどうか。
    ある日の昼休みです。
    
    放送がなりました。まだ遊んでいる人がいます。
    1分たちました。最初やっていた遊びはやめたものの、まだ
   校庭でブラブラしている人がいます。
    2分たちました。まだ掃除場所に向かおうとしません。
    3分たちました。まだ校庭にいます。
    その間、先生はじいっと校庭にいる人たちを見ていました。
    そして、やっとその中の一人が先生が見ていることに気づ     き、みんなに声かけをして、ようやく掃除場所へと向かいま   した。
    放送がなってから、やがて4分近くがたっています。
    そこで、先生は思いました。
    
     「最近、そうじ始まりがくずれてきたなあ」

   と。

  6  廊下歩行もおんなじです。
     もう1度言います。
    
     「くずれる」とは、「できあがっていたものが、こわれる」と     か「ちゃんとしていたものが、悪くなる」とか「しっかりしてい    たのに、おかしくなる」とかいう意味です。

  7 「『くずれた』生活をしていき、どんどんダメになって悪くなっ   ていく学校生活を選ぶか」、それとも「このままじゃダメだ!と   思って、しっかりやらなくちゃいけないところはしっかりやる、   そうしてピシッとするところはピシッとしていく学校生活の方を   選ぶか」、これは君たちの行動次第です。

  8 「まあいいか」と思ってくずれていくか、「ここはしっかりやろ   う」と思ってピシッとしていくか、これからみなさんの様子を見   てみたいと思います。

 ★ 一人を指名し、次のように聞く。

   ちなみに、○○君は、どっちを選ぶ?
   * おそらく「ここはしっかりやろう」を選ぶであろう。

   答えてもらった後、最後に言う。

  9 以上で終わります。

 
 ちなみに、上の話は時間がなかったので、しなかった。
 次の朝会・集会ででも話そうと思う。
 学校長の話を聞きながら、組み立てた話であった。 
 
     
    31日(月)  1月22日(土)の日記で、私は書いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  「学習」は、脳の中で行われる。
   脳の中で行われる以上、「学習の仕方」は脳の性質、脳の仕  組みに合致したものでなければならない。
   合致したものでないと、効果がなかったり、学習意欲を減退   させたり、消化不良を起こしたりと、マイナスに作用する。
   時間をかけたわりに「徒労に終わったり」、「悪影響があった  り」するわけである。
    つまり、脳の性質、仕組みに合致した「授業の方法」「学習  方法」を知り、それを行うことが授業効果・学習効果を高め、教  育活動に成果をもたらすのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何かが「わかった」「できた」というとき、

   脳の中ではどのようなことが起きているのか?
   また、どのような変化が生じているのか?
 
 「学習」について考えるときに、また「学習」について研究していく上で、これは最も「根源的な問い」である。
 全ての「学習」は脳の中で行われるている以上、実践者はこのことを知っておかなければならない。

  「わかった」「できた」とき、脳の中ではどのようなことが起きて
 いるのか?どのような変化が生じているのか?

 私がこれまで読んできた本を総合すると、次のようになる。(もちろん私・徳田の考えた解である。)

  脳にある「神経細胞」と「神経細胞」につながりができる。
  つまり、ある神経細胞とある神経細胞につながりができ、神経 細胞同士でネットワークができたとき、「わかった」「できた」とい う状態になる。

 これからすると、「神経細胞同士のつながり方」(強弱)によって
いわゆる「習熟・定着度」が違ってくる、ということになる。
 ここから一つの問いを設定することができる。

   「神経細胞同士のつながりを強くする」学習とは、どのような
  ものか?
   どのような学習をすると、「神経細胞同士のつながり」を強く   することができるか?

 しかし、この「問い」以前に次の「問い」を設定する必要がある。

   「神経細胞同士のつながり」をつくるきっかけとなるものは何  か?何によって、「神経細胞同士のつながり」がつくられるの
  か?

 脳科学者である池谷裕二氏の本を読むと、ヒントになる言葉が出てくる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   脳科学では、「記憶」は次のように定義されています。

    記憶とは、神経回路のダイナミクスをアルゴリズムとして
   シナプスの重みの空間に、外界の時空間情報を写し取る
   ことによって内部表現が獲得されることである。

   何が何だかさっぱりですね。これを分かりやすく言うと、記憶  の正体は「新たな神経回路の形成」ということになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上の定義からすると、「神経細胞のつながり」をつくるもの、それは「外界の時空間情報の写し取り」ということになる。
 この言葉の意味は私には多少不明だが、私の知っている知識で言えば、「情報の入力」あるいは「情報のインプット」ということになろうか。
 つまり、「神経細胞のつながり」は、情報を入力(インプット)することによってできる、ということになろうか。

 ちなみに、脳の働きは、大きく次の二つに分けられる、という。

  1 情報の記録
  2 情報の処理 

 「神経細胞のつながりができる」とは、上の「情報の記録」にあたるものである。

 しかし、ここまできて、また「はてな?」が出てきたのである。

   「神経細胞がつながる」というのは、神経細胞同士の「どの部  分がどうなること」を指しているのか?

 これも、池谷氏の著作を読めば書いてある。

 以上のような思索を巡らしながら、今夜いくつかの本をパラパラとめくり、読み返していった。
 そして、池谷氏以外にも、平山諭氏の論文にも私の「はてな?」に答えてくれる箇所があった。
 この続きは、明日以降の日記で。
    30日(日)  来週木曜日に「町パソコン教育研究会」がある。
 係の代理として今回出席する。
 今回の会の目玉は何と言っても、町の指導主事(学校教育課長)が6年生相手に「飛び込み授業」をすること。授業内容は「情報モラル」についてである。その後、授業研究・研究協議と予定されている。

 この指導主事の先生は、12月のイベントにも来てくださった方だ。以前、JRの中で「研究授業」についても語ったことがあった。
 次のような話である。

 「『指導・助言』という形の学び方もあるが、実際に子どもたち    相手に授業をしていただいて、そこから学ばせていただく、と
  いう形もあるのではないか。「実践」を通して学ぶ、こういう形
  である。
  授業名人の有田和正先生、野口芳宏先生からは、まさしくこう
  いう形で学ばせていただいている。
  もし、先生が「飛び込み授業」をしていただけるのなら、私も同
  じ教科でその日に「研究授業」します。
  そして、放課後は、二つの授業についての検討会・研究協議。
  もし、こういう形でできれば、すごく盛り上がることでしょう。
  職員もきっと乗ってきますよ。」

 私がこのような話を振りながら、大いに盛り上がった。

 その指導主事の先生が、来週木曜日「飛び込み授業」をされるのである。敬服である。
 私も負けじと、可能であれば、研究協議の場で「ミニ模擬授業」形式で意見・代案等を示したい。

 もっか、この研究会に向けて、情報を収集中である。
 今のところ、ファイル1冊分の資料が集まった。
 持参する資料も、50枚程持っていく予定。
 もちろん、パソコンに保存してある各種学習サイト、フラッシュサイト、情報サイトも紹介する予定。
  
    29日(土)  本日、以下の学会に参加した。

  〜特別支援教育の確かな保証は教師の技量である〜
 「特別支援教育の授業と授業技量検定セミナーIN福岡」

 日程等は次の通りであった。

 1 主催   日本教育技術学会

 2 期日   2005年1月29日(土)  11:00〜16:30

 3 会場   ソフトリサーチパーク
            福岡市早良区道浜2−1−22

 4 資料代 6000円

 5 日 程 
 
    9:40〜10:30  受付
   10:30〜10:40  開会
   11:00〜12:10  授業技量習得の模擬授業
                  授業技量検定D表に挑戦(8名)
                    検定指導者(谷和樹氏、
                                河田孝文氏)  
  13:00〜14:00  公開授業1(椿原氏、甲本氏、伴氏)
               「ADHD役の子がいる模擬授業と解説」
                 ADHDの子ども役 小野隆行氏
                 解説          平山 諭氏
  14:20〜15:20  シンポジューム
                 テーマ「特別支援教育の授業ができ                       る教師の基本的資質とは」

               シンポジスト 大森修氏、槇田健氏、
                       吉永順一氏、平山諭氏
                 コーディネーター 樋口雅氏子  
   
   15:40〜16:30  高段者の模擬授業を相互に検定、解説
                 授業者 河田孝文氏   
                 授業者 谷 和樹氏
                 検定者 伴 一孝氏
                 解説  向山 洋一

  この会に参加するのに、自宅を早朝の5時10分に出た。
  その後、HT氏とともに、川内駅から新幹線つばめに乗り、9時10分に博多駅に着いた。その後、会場まではバスで行った。
 参加者は、500名強。会場内びっしりにイスがしき詰められ、大ホールではあったが、けっこう窮屈だった。
 イスをたち、場所移動するのも一苦労・・・。それぐらい、会場は参加者で埋め尽くされた。

 「多くのことを学んだ会」であったが、そのことは後日書こう。
 一つ気になったのは、定刻通りに始まらなかったこと。10分早くに始まった。また、午前の終了も10分ちょっとオーバーした。
 正直「時間にルーズだなあ」という感想を持った。
 あれだけ、模擬授業の終了に関しては厳密なのに、午前の始まりと終わりには関しては「どうしてこんななんだろう」と思った。  
    28日(金)  昨日紹介した「昔の遊び」集会は、6年生の児童会の子どもが進行を務める。
 そこで、「昔の遊び」集会・シナリオなるものを作った。
 ちなみに、シナリオなるものは今までにいくつか作ってきた。例えば以下のものである。

  1 「高齢者との交流会」シナリオ
  2 「食と健康の学習」発表会シナリオ
  3 「福祉ボランティア学習」発表会シナリオ
  4 「高齢者福祉の学習」発表会シナリオ

 子どもたちが自分たちで会や発表をしていく・進めていく場合に
作ることにしている。
 
 今回の「昔の遊び」集会シナリオを以下に掲載する。
 今回の集会の目玉は、「五色百人一首大会」と「紙ひこうき大会」である。
 さらに盛り上げるために、「先生方の部」「先生方同士の対戦」も
設けようと思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 はじめの言葉

  これから「昔の遊びをしよう」集会を始めます。

2 活動の説明

  活動の説明をします。
  ホワイトボードを見てください。

  まず,「五色百人一首大会」をします。3回戦までします。
 
  次に,「紙ひこうき大会」をします。「遠くに飛ぶ飛行機」と「長い 時間飛ぶ飛行機」の2種類を作ります。場所は体育館です。
 
  最後に,「班(はん)ごとに昔の遊び」をします。そうじの班で自 分たちで決めた「昔の遊び」をします。


3 五色百人一首大会

   では,さっそく「五色百人一首大会」をします。
   クラスごと「場づくり」を行ってください。

   (クラスごと「場づくり」を行う)

   では,徳田先生お願いします。

   (五色百人一首大会を開始する。3回戦まで行う。)


4 紙ひこうきたい会

(1)作り方の説明

  次に「紙ひこうき大会」をします。
  係の徳田先生,説明をお願いします。

  (作る紙ひこうきや,その作り方を説明する)

(2) クラスごとに作る

   では,クラスごと「遠くに飛ぶ飛行機」と「長い時間飛ぶ飛行  機」の2種類を作ってください。
   時間がきたら,紙ひこうき大会を行います。

(3) 紙ひこうきたい会

 @ 「遠くに飛ばす」部

   では,紙ひこうき大会を行います。
   まず,「遠くへ飛ばす」部です。
   クラスごとの体育館のわきによってください。

   まず,1年生から舞台に上がってください。
   (1年生舞台に上がる)
   では,飛ばします。ようい,始め!
   (1年生飛ばす)
   1位は○○さん(君)でした。拍手してください。」
   
   次は,2年生舞台に上がってください。
       3年生
       4年生
       5年生
       6年生
    (1年生のときと同じのように行う)

 A「長い時間飛ばす」部
 
   次は,「長い時間飛ばす部」です。
   1年生,前に出てきてください。
   (1年生前に出る)
   では,飛ばします。ようい,始め!
   (1年生飛ばす)
   1位は○○さん(君)でした。拍手してください。  
 
   次は,2年生前に出てください。
       3年生
       4年生
       5年生
       6年生
    (1年生のときと同じのように行う)

5 班ごとに「昔の遊び」をする。

   最後に,班(はん)ごとに「昔の遊び」をします。
   班ごとにならんでください。
   こちらから,A班,B班,C班,D班です。

   (ならぶのを確認してから)

   では,班ごとに「昔の遊び」をやってください。
   12時14分になったら,集合します。

6 感想発表
 
   班ごとにならんでください。
   (全員がならんだのを確認してから)
   感想を発表してもらいます。
   楽しかったこと・よかったことを発表してください。
    (3名ぐらい指名する)

7 終わりの言葉

   これで「昔の遊び」集会を終わります。
   次は給食なので,すぐに教室にもどってください。かいさん。
    27日(木)  2月8日(火)に「昔の遊び」集会がある。
 創意の係である私が担当だ。
 いろいろ考えたが、次の通りの内容にすることにした。

  10:45〜10:50  集合,準備(5分)
  10:50〜10:51  はじめのことば(1分)  
  10:51〜10:54  活動の説明(3分)
 
  10:54〜11:20  五色百人一首大会(26分)
                              (多目的ホール)
               (1)1回戦
               (2)2回戦
               (3)3回戦
 
  11:23〜11:53  紙ひこうき大会(30分)(体育館)
               (1)紙ひこうきをつくる(’15)
               (2)紙ひこうき大会(’15)
                 @ 飛ぶ長さを競う
                 A 飛行時間を競う

  11:53〜12:14  班ごとに「昔の遊び」をする(21分)
                              (体育館・校庭)
 
  12:14〜12:17  感想発表(3分)
  12:17〜12:18  終わりのことば(1分)

 昨年度まではなかった「五色百人一首大会」と「紙ひこうき大会」を、今回行うことにした。
 「五色百人一首」は、6年生と3年生がまだやったことがない。
 そこで、クラス担任にお願いし、事前に「やり方」とルールを、私が教師に出向き、教えることにした。
 早速、本日、朝の活動の10分を使い、6年生にそのやり方を教えた。「カルタの並べ方」「そのとり方」「勝負のつき方」などを実際にさせながら、教えていった。
 子どもたちは集中して行い、好評であった。
 担任からも「初めてみました。けっこう面白いですね。そして、簡単ですね。」との言葉をいただいた。
 
  3年生には、来週の火曜日教えるつもりである。


    26日(水)  昨日の「学級だより」の続き。

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◇ 1学期も紹介しましたが,「あいさつ」というのは,次の通りで  元々「相手の無事を喜ぶ」意味があったそうです。

   「おはよう」 ・・・お早く起きて,健康でよろしいですね。
   「こんにちは」・・・今日(こんにち)はいい日で結構です              ね。
   「こんばんは」・・・今晩は一日を無事に終えて,いい夜              になりましたね。
 


  その「相手の無事を喜ぶ」気持ちが短くなったのが今のあいさ つだそうです。
  昔の人がいかに「相手に対する思いやり」を忘れなかったかが 分かります。 

◇ 「挨拶(あいさつ)」は,「挨」という字と「拶」という字からできて  います。この二つの字とも持っている意味は「せまる」「近づく」  です。  
  自分から相手に近づき,「自分の素直な心」を伝える,「相手を 思いやる言葉」を伝える。
  これが「あいさつ」です。
◇ そういう意味で,私は,子どもたちに,「素直に,相手のことを 思って向けられる」この「あいさ つ」が,上手になって欲しいと  思っています。

◇ しかし,私がこのようなことを長々と言う前に,子どもたちは日 々「明るく」気持ちの入ったあい さつをしてくれています。 
  教室であろうが,校庭であろうが,私の姿に気づいた1年生は 例え遠くからでも大きな声で,「お はようございます」とあいさつ をしてくれます。
  1年生のこの「素直で,笑顔をいっぱい」のあいさつを聞くたび に,私は「よし,今日1日もがん ばろう!」という気になります。 エネルギーがいっぱいになります。
    25日(火)  毎週金曜日に「学級だより」を出している。
 その都度、「どういうことを書こうとか」と考える。
 すうっと決まる場合と、けっこう考える場合とがある。
 今週は、けっこう早く決まった。
 そして、本日印刷まで済ますことができた。
 
 今週書いたもののテーマは次の通りである。
  
   「あいさつ週間」にちなんで

 以下に、「学級だより」の原文を掲載する。
 ちなみに、以下の文面は、宮崎のS氏のホームページ、静岡のT氏のホームページにあったものをもとに構成した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【「あいさつ週間」にちなんで】

  
◇ 毎朝,私は8時過ぎに教室に入ります。 
  入る瞬間子どもたちと目が合い,すぐに子どもたちから「おはよ うございます!」の元気なあいさつが向けられます。
  私もそれに負けじと,大きな声で「おはようございます!」と返  します。
  
  その後私は,かついでいたバッグを机に下ろし,子どもたちの 方を向きます。
  子どもたちもニコニコ,私もニコニコです。
  「朝のあいさつ!」
  私のこの合図で,日直さんが号令をかけ,全員で「朝のあいさ つ」。
  このようにして1日が始まります。

◇ さて,今週は,「あいさつ週間」でした。
   ○○小では4月・9月・1月と学期始めの月に設けられ,次の ことが上手になるよう取り組んでいます。

 1 大きな声で,はっきりとあいさつをしよう
 2 自分から先にあいさつをしよう
 3 頭をきちんと下げてあいさつをしよう
 4 たくさんの人(友だち,先生方,地域の人)にあいさつをしよう
 5 名前を呼ばれたときやお願いをされたときは,「はい!」としっ  かり返事をしよう

◇ この「あいさつ」のことで,面白いエピソードがあります。
  以下に紹介します。
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◇ 高橋尚子と言えば,知る人ぞ知る「シドニーオリンピック・マラ  ソン女子金メダリスト」です。
  今までの常識では考えられないようなペースで走り,次々と新 記録を打ち立てました。そして,オリンピックという大舞台で見事 栄冠を勝ち取りました。
  
    何が彼女をあそこまで強くしたのでしょう。
  
  もちろん,素質もあったでしょうし,指導者に恵まれたことも大  きいと思います。
  また,練習量も豊富で,人一倍の努力したからこそ,あれだけ の実績を残せたのだと思います。

  しかし,それ以外に,それだけの運をつかむ「元(もと)」を彼女 は持っていたのではないかと思うのです。

◇ 高橋尚子さんの監督である小出義男氏は,二宮清純氏との  インタビューで次のような話をしています。

   いい子でしょう。親の育て方がよかったんですよ。選手   は素直じゃないと伸びません。

  シドニー五輪でマラソンの金メダルを取った三時間ほど後,高 橋尚子さんは小出監督にこっぴどく 叱られたのだそうです。叱 られた原因は「スタッフへの対応が横柄だった」から。
  実力がつけばつくほど,生意気になってしまいがちなスポーツ 選手。それを諌める人が身近にいるのも,高橋さんの強みなの でしょう。
◇ そして,小井出監督は言います。

   素直にあいさつができる。そんな選手でないと強くなれ   ません。

  高橋選手は,あいさつを自分からできる人なのだそうです。
  ベルリンマラソンで世界最高記録を打ち立て,シドニーオリンピ ック・女子マラソンで金メダルを 勝ち取った「強さの秘密」を,小 井出監督は上のように話しています。

◇ あいさつが大事だと言うことは,他の人も言っています。
  日本サッカー協会名誉会長の長沼健氏は,記者とのインタビ  ューで次のように言っています。

    一流のサッカー選手は,必ずあいさつが上手だ。

  これに対し,記者は次のように切り返しました。

    あいさつができなくてもサッカーが一流になった人はいるで   しょう?

  これに対し,長沼健氏はきっぱりと答えたそうです。

    いや,今まで七千人以上のサッカー選手を育ててきた  が,一流になった選手は必ずあいさつが上手だった。

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◇ 以上です。
  実は,以上の話(の一部)を,1学期の児童朝会で子どもたち  に話しました。 

   「あいさつ」というのは,集団生活をしていく上で,人とと  もに生きていく上で一番「基本」となることだよ。
   しかし,それ以外に,「自分」という人間を「伸びしていく」  「成長させていく」上でも,とっても「大切な行い」なんだよ  。
   それが「上手にできる」「素直にできる」ことって,とって  も素晴らしいことなんだよ。


  こんなことを伝えたくて,児童朝会の場で話しました。

(明日の日記に続く)
    24日(月)  昨日の日記で、脳を活性化させ、前頭葉を発達させるには、「ドーパミン系神経ネットワーク」を作り上げる教育や関わりが必要であることを書いた。そのためのキーワードは『楽しい経験』であった。
 これを「学校生活」「授業」に置き換えて、子どもたちが「『楽しい』と感じる状態になるには、どんなことがあるのか、どのようなことと関係しているか」そのキーワードも考えてみた。以下の通りである。

  知的で楽しい授業・楽しい学習活動
  できた・わかった、上手になった・伸びた、やれた、
  明るく、生き生きと、ユーモア、笑い・笑顔を、リラックス、
  リズムとテンポ

 上のことを意識した教育実践や関わりを日々行うことができれば、学習や学校生活を「楽しく」感じ、その結果「ドーパミン系神経ネットワーク」作りが促進され、前頭葉は発達するに違いない。つまり「賢く」なるに違いない。
 ちなみに、「賢くなる」とは、次の事態を得た状態のことである。

  1 頭がよくなる・勉強ができるようになる。
  2 学習意欲が増す・高まる。
  3 前向き・積極的になる。

 上のような状態を子どもたちには是非つくりあげたいものだ。
 そのためのキーワードが上に掲げたことなのである。
 普段の教育・関わりで、意識して是非行いたい。

 さて、学校生活・授業で「楽しい経験」をさせるのに、「笑い」「ユーモア」
「楽しい学習活動」というのがある。
 これは、今現在、「大変興味があり」、「実際に情報収集し」、「日々の実践で取り組んでいる」ことだ。

 このホームページの日記で、「笑い」「ユーモア」「楽しい学習活動」というものの教育的価値について、その可能性について、あるいはそれを意識した教室実践について、じっくりと書いていきたい。
    23日(日)  昨日の「平山諭氏の著書」についての続き。

 また、氏の著書「親と教師のための ADHD・ASを変える環境対話法」
(麗澤大学出版会)にも、ヒントになる言葉・文言が並ぶ。
 次の通りである。

  1 脳が育つためには、端的に言って、「楽しい経験」と「癒される経験   」がまず必要なのであり、次に少し厳しくなる「緊張する経験」が必要
   なのである。
 
  2 子どもの気になる症状を改善させたいのであれば、・・・(途中略)・   「行動を生かして、気になる症状を消す」という手法を活用することで
   す。なぜなら、・・・(途中略)・・・行動を肯定すれば、脳は活性化を維   持し、神経ネットワークを作り上げていくからです。さらにいえば、子    どもの心の発達において、もっとも大切なセルフエスティーム(自尊    心)を低下させずにすむ、というメリットもあります。

  3 前頭葉を育てるためにはどうしても、神経伝達物質のドーパミンと
   ノルアドレナリンが必要になります。ドーパミンは『楽しい』、ノルアド    レナリンは『緊張感』です。

  4 (途中略)まず子どもに関わる大人が人生を楽しみ、前頭葉を発達
   させること、つまりドーパミン系が活発であることが大切です。
    そして、楽しいかかわりを基本としながらも時々、緊張感を与えられ   る人が欲しいのです。つまり、楽しいことと、ときどき緊張感を与える
   ということはセットで欲しいのです。同じ人がやって欲しいです。
    
  5 日頃は楽しい先生だけれど、ときには厳しい・・・という先生がいい
   わけです。いつも厳しい、ではダメですし、いつも楽しい、でもダメな    のです。セットでなければダメなのです。

  6 注意力が上手く働かなくなってしまう。あるいは落ち着きがなく動き
   回ってしまう、衝動的になってしまうのは、前頭葉の問題です。
    前頭葉は『抑え(ブレーキ)の脳』です。元気ではあるけれど、抑え
   の脳なので、アクセルの役割を持つ扁桃体を抑えてくれるのです。    人とのトラブルが発生したときに、「キレルなよ」「待てよ」「今ケンカし
   たらダメだぞ」「ケンカしたら相手との関係がまずくなるだろう」と、い
   ろいろなことを考える脳なのです。

  7 まずドーパミン系神経ネットワークの活性化です。楽しい生活をした
   り、楽しい授業受けたりするのです。

  8 ドーパミン系は「慣れ」があるのです。ドーパミン系は快感をかもし
   出しますが、快感というのは慣れていくのです。気持ちがいいことに
   はいつかは慣れていくのです。次に気持ちがいいことが起きるため
   には、技術(テクニック)、工夫が必要です。変化が必要になるので
   す。そこで、変化のある授業をしたり、変化のある育てをするのです

 上の「論」を読むと、私が「学び」「実践してきた」教育・指導・関わりの方針は間違っていなかったことを、感じる。
 その方針とは、次の通りである。

  1 方向としては、「長所伸長」型の教育(「短所矯正」型ではなく)
  1’子どもが「成長したい」「伸びたい」と願う教育
  2 子どもの「進歩・上達、成長」を促す教育
  2’子どもが自分の「進歩・上達、成長」を自覚できる教育
  3 「知的で楽しい」授業づくり
  4 「参加意欲・学習意欲を促す」授業づくり
  5 「成功体験をたくさんさせる」ことで、「成就感・達成感・満足感」を持   たせ、「自信力」を育てる教育。
    その結果、やる気や学習意欲が増し、「楽しい」「勉強は大切だ」と
   思う教育
  6 力をつける・伸びるためには以下の「学習習慣」や「学習行為」を身   に付ける必要があること知らせ、習得させること。あるいは、下の状    態を保障する授業・学習・指導をやること
   (1)丁寧に行う。続ける。最後までやる。
   (2)集中する。全力でやる。
   (3)学習技能を身につけさせ,高める。

 「ドーパミン系神経ネットワーク」を作り上げる教育・指導を平素から行って、子どもたちの「やる気」「学習意欲・参加意欲」をつくること。そのためのキーワードは次の通りである。

  楽しかった、できた・わかった、上手になった・伸びた、やれた、
  明るく、生き生きと、ユーモア、笑い・笑顔を、リラックス、
  リズムとテンポ

 また、「ノルアドレナリン系神経ネットワーク(?)」も作る教育も行って、子ども
たちに「集中力」「継続力」「制御力」をつくること。そのためのキーワードは次の通りである。

  知的緊張感、リズムとテンポ、集中、全力
  力をつける・伸びる「学習習慣」「学習行為」の習得・駆使
  力をつける・伸びる「学習環境」の設定・保持
  否定→分析→是正

 とにかく、平山氏の「論」を読んで、「教育学」「教育実践」と「脳科学、脳神経学、脳認知心理学」とがつながった感じがする。
    22日(土)  以前、「脳科学関係の本を読んでいる」ことを書いたことがあった。
 今日はその2である。
 さて、なぜ「脳科学」なのか。以下のように考えるからである。
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   「学習」は、脳の中で行われる。
   脳の中で行われる以上、「学習の仕方」は脳の性質、脳の仕組みに  合致したものでなければならない。
   合致したものでないと、効果がなかったり、学習意欲を減退させたり  消化不良を起こしたりと、マイナスに作用する。
   時間をかけたわりに「徒労に終わったり」、「悪影響があったり」する   わけである。
   つまり、脳の性質、仕組みに合致した「授業の方法」「学習方法」を知  り、それを行うことが授業効果・学習効果を高め、教育活動に成果をも  たらすのである。

   これからの教育は、「脳科学」の研究成果に大いに学び、そこで得   られた「情報」「知見」をいかに実践に生かすかが大事になってくる。
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 さて、今回紹介するのは、平山諭氏の論である。
 氏は、「脳科学を授業に活用すること」を研究している。
 現在、倉敷市立短期大学専攻科保育臨床専攻教授である。
 「LD児・ADHD児を対象とした発達援助論〜環境対話法〜の開発」を、現在の研究テーマとされている。
 氏の個人のホームページには、次のようなプロフィールがある。

    人の話を聞いたり計算したりすることが苦手な学習障害(LD),不   注意で落ち着きがない注意欠陥多動性障害(ADHD),衝動的で人   や動物に攻撃を加える行為障害(CD)。
   こうした症状持つ子どもたちは増えているが,彼らの特性を分析し,  その保育や教育の方法を開発する仕事している。その臨床的方法を「  環境対話法」と称し,毎年2回精神科医などの専門家、いくつかの大   学の学生などと協力して治療キャンプを開催している。

 氏は、効果的な学習法を「前頭葉の活性化」と関連づけて述べている。 例えば意図的な「授業技術」で前頭葉の働きを活発する、このようなことを意識した学習法の必要性を説いている。
 ちなみに、氏によれば、前頭葉の働きには次のもがあると言う。

   注意力・集中力・抑制力・記憶力・共感力
   イメージ(ワーキングメモリ)力・勉強意欲など
 
 そして、前頭葉を発達させる15のキーワードとして次のものを挙げている。

   「リズム」「テンポ」「変化」「緊張」「作業(動き)」「希望」「工夫」
   「見通し」「興味」「快感」「我慢」「イメージ化」「視覚化」「構造化」
   「確認」

 授業づくりをする上で、子どもたちとの関わり方を考える上で、大変ヒントになる言葉である。

(続く)
    21日(金)  本日、最後の授業参観日。
 いくつかの「内容」を組み合わせた授業を行った。
 
 1 「HELLO SONG」(歌)
     Hello,Hello,Hello.What’s your name ?
     Hello,Hello,Hello.
     My name is ○○.
   * グルグル行進をさせながら、一人ずつ名前を言っていく。
     他の子は、本人の近くに来て、手でキラキラをする。
 2 「HOW’S THE WEATHER?」(歌)
     How’the weather ? It's sunny.(rainy,cloudy,windy,snowy)
   * 天気を言うところでは、ジェスチャーをする。
 3 「HOW’S THE WEATHER,TODAY?」のREVIEW(復習)
   * 最後に親も入り、次のリレーゲームを行う。
    (1) ホワイートボードに七つの天気の絵をかく。
    (2) 2列になる。
    (3) 教師の合図で、子ども全員が「How's the weather today ?」       と聞く。
    (4) 教師が、「It’s ○○.」と答える。
    (5) ホワイトボードのところまで出てきて、教師の答えた天気を指      して、「It’s ○○.」と大きな声で答える。

 4 算数「ひきざん(2)」
 (1) 子ども用百玉そろばん
   @ 「準備!」の合図で、玉を元に戻す。
   A 教師が「14−9」と言ったら、そろばんに「10と4を入れる」。
       ●●●●●●●●●●
       ●●●●
     すぐに、「10のところから、9をひく」。
       ●        →●●●●●●●●●
       ●●●●
   B 教師は「いくつといくつ?」と聞いたら、「1と4で5」と答える。
      「5」が答えである。
      そろばんは次のようになっている。
       ●
       ●●●●
   C 以上のやり方で「17−9、16−8」などの引き算をやっていく。
      板書一切なし。教師の声と、子どもたちの百玉そろばんを動か
     す音と、子どもたちの答える声だけである。
 (2) ホワイートボードでひきざんの「基本型」を繰り返し繰り返し言う。
   @ 黒板に「17−9」と書く。
   A 次のように、計算の仕方の「基本型」を一人ずつ口頭で言わせる
       17−9
         「10ひく9は、1」
         「1と7で、8」
   B ○の部分をどんどん変えて言わせていく。
   
        1○−9

   C ○の部分をどんどん変えて言わせていく。

        13−○
 (3) 聴写による計算練習
  * 板書一切なし。子どもたちは「聞き取り」だけで、教師の言う引き    算をノートに書き、計算していく。「聴写」による計算練習である。
     次の通り。
   @ 「一マス空けて、『ふくしゅう』と書きなさい。」
   A 「1行空けて、@、A、Bと下にズラッと番号を書きます。」
   B 「@番、『17−9=』。」
   C 「計算の仕方を声に出してやりなさい。」
      子ども: 「10ひく9は1」「1と7で8」
   D 「8になった人?」(子ども全員が挙手をする。)
   E 「はい、○しなさい。」

   F 「次、『14−9=』。」
   G 「今度は、小さな声で言ってやりなさい。」

   * この後、声に出さないで、心の中で言わせて計算をさせていく。
   * 以上のやり方で8問させる。所要時間は3分程度。

 5 五色百人一首検定ゲーム(TOSSインターネットランド)
  * 教師の指導言は次の通り。
  (1) 「五色百人一首をします。」
  (2) 「ねずみ君」をクリックします。
  (3) 「五色百人一首検定ゲームをクリックします。
       開いたら、開きました、です。」
  (4) 「青札」をクリックします
       開いたら、開きました、です。」
  (5) では、始め!
  * 子どもたちは「初級」「中級」「上級」と進んでいく。パソコンと対戦
   するのである。読み上げる音声が流れてくる。
  * 勝ったら、級位を認定する賞状が出てくる。そこに、学校名、学年    、名前を「ひらがな入力」 していいことを告げる。

 6 「ひき算道場」(TOSSインターネットランド)
  (1) パソコンの画面に引き算が出てくる。それをどんどんどんどん計     算していく。
  (2) 正解したらピンポーン、間違ったらブッブッブーとなる。
      10問正解したら、ファンファーレがなる。
  
      
    20日(木)  明日は、授業参観と学級PTAがある。
 PTA資料として、次のものを作った。
 3学期の「学級づくり・学力づくり」と題した資料である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       
      3学期の「学級づくり・学力づくり」


1 「書く力」をつける。
(1)日記指導(「上手な書き方」のコツを知らせ,練習させる。)

2 「漢字力」をつける。
(1)毎時間の「漢字習得」のための練習
(2)今までの漢字の復習(書ける漢字と書けない漢字をはっきりさせる)

3 「音読力」をつける。
(1)毎日「音読する」場面を位置づける。(1分〜3分程度)
(2)モデル→音読→評価・評定→音読

4 「発言力」をつける。
(1)「です」「ます」など文末まではっきりと言い切る。
(2)大きな声ではっきり発言する。
(3)理由も添えて意見を言う。
(4)証拠付き意見を言う。
(5)箇条書き的に分かりやすく発言・発表する。
(6)一つのモノ・言葉からたくさんのことをイメージ・連想し,それを発表す  る。
(7)討論する・反論する。

5 計算力をつける。
(1)繰り返しの学習,変化をつけた学習,スモールステップを踏んだ学習
(2)応用・活用の利く「基本型」をきっちり身につけさせる指導
(2)子ども用百玉そろばんの活用
(3)パソコン・インターネットの活用

6 学習意欲・発言意欲を高める授業づくり。
(1)発言量の保障する授業づくり(発言量を多くする授業づくり)
(2)発言意欲を促す授業づくり
(3)分かりやすく,説得力のある発言の仕方のモデルの提示
(4)「考え」を引き出す授業づくり
(5)子どもたちの意見をもとに授業を組織する。

7 力をつける・伸びるために必要な「学習習慣」「学習行為」を身に付け させる。
(1)丁寧に行う。続ける。最後までやる。
(2)集中する。全力でやる。
(3)学習技能を身につけさせ,高める。

8 子どもたちを向上させる・意欲的にするための手だて・方針
(1)「進歩」「上達」のための道筋・方法を子どもたちにも自覚させる。
(2)「成功体験」をたくさんさせることで,「成就感・達成感・満足感」を持た  せ,自分に自信を持たせる。(小さな「成功体験」から大きな「成功体   験」まで)
   また,自分の「成長・進歩・上達」を自覚させることで,「さらにがんば  ろう」「伸びよう」という意欲を持たせる。

9 「助け合い」「磨き合い」「けん制し合える」学級づくり
(1)助け合う・・・・思いやる,助ける・励ます
(2)磨き合う・・・・高め合う
(3)けん制し合う・・注意し合う・教え合う 

10 「やさしい心」と「相手のことを思いやる心」を育む日常的指導と授業づ くり
(1)読み聞かせ
(2)友だちのためになることを進んで行う。
(3)適切な行動の仕方,友だちへの話し方を考える。
(4)問題場面について話し合い,「どう行動するのがいいか」考える。

    19日(水)  本日「学級だより」を作成する。
 その中で何を書こうか決めてあり、すでに書いてあったのだが、急遽変更する。
 「『生活集団』としての子どもたちを鍛え、伸ばす」というテーマの内容だったが、次のものを今週出すことにした。

   「私の書写指導と、子どもたちの作品」

 というのも、「南日本美術展」の硬筆の部に子どもたちの作品全部を今日出品し、そのことを紹介したかったからだ。
 以下は、その「学級だより」である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「南日本美術展」(硬筆の部)出品作品(ご覧ください)

◇ 別紙に,子どもたちの書いた「硬筆」の作品をつけました。
  「南日本美術展」に出品した作品のコピーです。
◇ どの子も一生懸命書きました。
  2学期習いたての漢字「小学生」「正月」「先生」「1年」も一生懸命書き ました。
  左横に「お手本」を置き,1文字1文字,いや1本1本の棒まで注意を  傾けながら,一生懸命書いた作品です。

◇ 私は,書写の時間,次のことをよく言います。

    お手本とそっくりな字を書きなさい。
    「まるでお手本の字だ」と友だちに思わせるような字を書きな   さい。

  こう言った後,「じゃあ,先生がやってみましょう。」と言って,全員を前 に集め,「そっくりな字を書く書き方」を書いてみせます。「じっくり」とです。
  「棒の長さ」「傾き」「角度」まで注意を払った担任の書きぶりを見せる  ことで,「そっくりな字を書く作業とは,こういうことなのか」と実感させる  ためです。
  この後,子どもたちに言います。

    では,書いてみなさい。

  子どもたちは机に戻り,硬筆用紙に向かいます。
  やがて作品を書き始めます。。
  どの子も「お手本」とそっくりな字を書こうと,集中して鉛筆を進めます。
  目は真剣に「お手本」へ向かい,手は慎重に鉛筆を動かしています。
  声一つない,しかし集中し真剣に作品に向かう姿が見られます。

◇ こうやって書かせたのが,別紙の別紙です。
  2枚書かせて,気に入ったものを1枚選ばせ,出品しました。
  どの子も立派で上手な字が書けました。

◇ もちろん,まだ書けばもっといい作品が書けたかもしれません。
  しかし,決められた時間に一生懸命書いた作品というのは,何物にも   変えられない「美しさ」があります。それを紹介したくて,今回「学級だ  より」で紹介しました。
    18日(火)  5年社会授業案の続き。

 指示 では、沖縄と新潟の気候の特徴をノートにまとめます。

 ★ 教師主導でまとめていく。 

  【沖縄】 
   1 1年を通して気温が高い。
   2 夏ごろ降水量が多い。
     台風や梅雨のせいではないか。

  【新潟】
   1 冬は気温が低い。
   2 冬に降水量が多い。
     雪がたくさんふるせいではないか。

 ★ 沖縄の「海水浴をしている写真」を見せる。

 説明 これは、沖縄の写真です。
     海で海水浴をしている写真です。
 発問 何月頃だと思いますか。

 ★ 指名・発表、全体で人数の確認

 説明 実は、3月の写真です。
     沖縄は、もう3月頃から海で海水浴をすることができるのです。 

 指示 もう1度、沖縄と新潟の写真を見ます。
 説明 もし、あなたが、1週間旅行ができるとしたら、沖縄と新潟、どっち
    に行ってみたいですか。
 指示 手を挙げてもらいます。
     沖縄だという人?新潟だというと人?

 ★ 挙手による人数確認。

 指示 では、指名なし発表をしてもらいます。
     次のように言います。

      わたしは・ぼくは、沖縄(新潟)に行ってみたいです。
      理由が○つあります。
      一つ目、・・・・・・・・・・・だからです。
      二つ目、・・・・・・・・・・・だからです。
      だから、わたしは・ぼくは、沖縄(新潟)に行ってみたいです。

 指示 では、沖縄の人からどうぞ。

 ★ その後、新潟も同様に発表させる。

 ◎ 上の理由を発表させる中で、それぞれの土地の特徴やよさなどが   挙げられるであろう。

 発問 次。もし、1年間住むとしたら、沖縄との新潟、どちらに住んでみた    いですか。
 指示 手を挙げてもらいます。
     沖縄だという人?新潟だという人?

 ★ 先ほどの「どっちに旅行に行きたいか?」のときと同様に、理由まで
   発表させる。

 ◎ ここでは、それぞれの土地の特徴やよさに加え、それぞれの土地の
  マイナスな面も挙げられるだあろう。

 発問 では、お互いの理由を聞いて、反論や質問がありませんか。
 指示 ある人は、指名なしでどうぞ。

 ◎ その土地の特徴やプラス面・マイナス面についてさらに突っ込んだ    意見が出されるであろう。
    
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「授業案」の紹介は以上である。
 学習会などで、模擬授業をやってみたい。

 ところで、本日、町算数・数学教育研究会があり、司会・進行をした。
 そのとき、私の言った意見については、後日紹介したい。
    17日(月)  昨日の授業案の続き。

 指示 沖縄の降水量の棒グラフを、次のようになぞります。
     棒のてっぺんをこのようになぞります。

 指示 新潟の降水量の棒グラフも、同じようになぞります。

 発問 沖縄と新潟の降水量の変わり方は、同じですか。違いますか。
   ◇ 違う。

 指示 その違いをノートに書きなさい。
   ◇ 沖縄は、夏ごろに降水量が1番多いけど、新潟は冬に1番多い。
   ◇ 沖縄は、山なりになっているけど、新潟は谷のようになっている

 発問 沖縄は、何月が1番降水量が多いですか。
     次は何月ですか。
     その次は何月ですか。

 発問 どうして、6月、7月、8月、9月頃に、降水量が多いのでしょう。
 説明 理由が二つあります。
 指示 近くの人と相談しなさい。
   ◇ 台風、梅雨

 発問 新潟は、何月が1番降水量が多いですか。
     次は何月ですか。
     その次は何月ですか。

 発問 どうして、この時期に降水量が多いのでしょう?
 指示 近くの人と相談しなさい。
   ◇ 雪が多く降るから

 指示 では、沖縄と新潟の気候の特徴をノートにまとめます。

(続く) 
    16日(日)  5年社会「各地のくらしと気候」の授業案の続き。

 説明 違う資料を見せます。
 発問 これは、何のグラフでしょう。
 指示 教科書から見つけて、指差しなさい。

 ★ 指名・発表、一緒に表題を読ませる。
   ◇ 沖縄県那覇市の1年間の気温と降水量のグラフ 

 発問 これは、どこの何を表したグラフですか。
 指示 指差しなさい。

 ★ 指名・発表、一緒に読ませる。
   ◇新潟県上越市の1年間の気温と降水量のグラフ 

 発問 オレンジの折れ線グラフは何を表していますか。
 指示 指差しなさい。

 ★ 指名・発表、一緒に読ませる。
   ◇ 気温

 発問 水色の棒グラフは、何を表していますか。
 指示 指差しなさい。
  
 ★ 指名・発表、一緒に読ませる。
   ◇ 降水量

 発問 「降水量」って、何の量でしょう?
     知っている人?

  ★ 挙手・指名・発表
   ◇ 降った雨の量

 説明 「雨」だけではありません。他にもあります。
     「降水量」は、空から降ってくる他のモノも表しています。
 発問 何でしょう。

  ★ 挙手・指名・発表
   ◇ 雪、あられ、ひょう
  ◎ 出なければ教える。

 説明 空から降ってくる雨・雪・あられなどの量を「降水量」と言います。
 指示 「降水量」「降水量」「降水量」と3回言いなさい。レディー、ゴー!

 指示 沖縄の気温を指でなぞりなさい。
     次、新潟の気温を指でなぞりなさい。

 指示 沖縄と新潟の気温を比べてみて、違いを二つ以上見つけなさい。
 助言 近くの人と相談していいです。

  ★ 次の考え方や言い方をするといいことを告げる。
     「沖縄と比べて、新潟は・・・・・・・・だ。」
     「沖縄よりも、新潟は・・・・・・・・・だ。」
     「沖縄は・・・・・だけど、新潟は・・・・・だ。」
  ★ 指名・発表
   ◇ 沖縄は新潟と比べて、1年間気温が高い。
   ◇ 沖縄は1月は○度もあるけど、新潟は1月は○度しない。
   ◇ 沖縄は、新潟よりも暖かい。
  
 発問 沖縄は、1年で何月が1番気温が高いですか。
     次高いのは何月ですか。
     その次は、何月ですか?

(続く)
    15日(土)  O氏は昨夜、我が家に泊まった。
 一夜明けて、午前中私の書斎で、5年社会の授業づくりを行った。O氏の必要があってのことである。
 教科書や指導書を持ち出し、「各地のくらしと天候」の授業のやり方を語り合った。
 教科書には、見開き2ページで次の写真とグラフがある。

    1 沖縄名護市の「かんひざくら」が咲いている写真
    2 新潟県のスキーをやっている写真

    1 沖縄県那覇市の1年間の気温と降水量の変化のグラフ
    2 新潟県上越市の1年間の気温と降水量の変化のグラフ

 この四つの資料を使った授業を考えた。
 私がO氏に言った授業のやり方は次の通りである。

  説明 写真を二つ見せます。
  発問 これは、どこの写真でしょう。
  指示 教科書から見つけて、指差しなさい。

  ★ 指名。その後一緒に読ませる。
    ◇ 沖縄県名護市

  指示 ○で囲みなさい。

  発問 沖縄県名護市は、日本のどこにありますか。
  指示 教科書から見つけて、指差しなさい。

  発問 この写真はどこでしょう。
  指示 教科書から見つけて、指差しなさい。

  ★ 沖縄県のときと同様の作業を行わせる。
    ◇ 新潟県

  指示 この新潟の写真、何月頃の写真だと思いますか。

  ★ 指名して聞く。理由まで発表させる。
    ◇ 12、1、2月(雪があって、スキーをしているから)

  指示 沖縄県名護市の写真を指差しなさい。
  発問 これは、何月頃の写真だと思いますか。

  ★ 指名して聞く。理由まで発表させる。
    ◇ 4、5、6月(花が咲いていて、暖かそうだから)

  説明 実は、新潟も沖縄も、どちらも2月の写真です。
      2月というと、まだ冬です。
  ★ 子どもたちは多少驚くだろう。
  説明 同じ2月の写真なのに、沖縄と新潟とでは、ずいぶんと様子が     違います。
  指示 その様子の違いをノートにまとめます。
      次のように書きます。
  指示 「沖縄は、こうだけど、新潟はこうだ」と箇条書きにします。
  助言 見て分かることでもいいし、自分が感じたこと・思ったことでもい
     いです。できるだけたくさん書きましょう。

  ★ その後列指名で発表

   【おきなわ】           【にいがた】
    1 あったかそう         1 寒そう
    2 花がさいている       2 雪がふっている
    3 明るい             3 真っ白い
    4 半そでもよさそう       4 厚着が必要

  指示 写真を見比べてみて、感想をどうぞ。

   ★ 数名発表させる。(列指名か自由起立発言か)
    ◇ 同じ2月なのに、ずいぶんと違うんだなあ。
    ◇ 同じ日本なのに、ここまで寒さや暖かさが違うなんて。

(続きは、明日の日記で)   
    14日(金)  今日の夜、奄美時代からのサークル仲間、O氏、HT氏と自宅で飲み語らった。
 奄美時代のように「じっくりと語る」機会が最近なかったので、飲み会を設けた次第。
 開始は7時過ぎ。こたつの部屋で飲んだり、私の書斎に移動したり、もちろん話の中心は「教育」や「学校」の話。
 飲み物は、ビル、酎ハイ、ワイン、焼酎。食べ物は、キムチ鍋、地鶏刺し、カキフライなど。
 HT氏は遅れて10時頃から参加。

 今のサークルの前身の前身である法則化奄美教育サークルは、今日飲み語らった三人で始まったのだ。
    13日(木)  昨日、「鍛える国語教室研究会」の支部の立ち上げと「合宿的」学習会開催の件を、メーリングに流したら、ありがたいことに早速「反応」があり、
何軒かメールをいただいた。

 これまで野口先生をお呼びしてのイベントを5回行ってきたが、どれも「イベント的」なものであり、「集客」つまりお客さんをたくさん集める・たくさんの参加者を得ることにたくさんのエネルギーを要するものであった。
 また、当日は「参加者の方をもてなす」、これが今までのイベントでは果さなければならないことであった。

 しかし、これから行う「合宿的」学習会は、ほとんどのそういうことが必要がないものにしようと思っている。
 つまり、普段の学習会の延長で、「集客の必要もなし」「参加者のもてなしの必要もなし」、しかしメンバーで「たっぷり学ぶ」「野口先生からミッチリ
学ぶ」、こういう学習会をイメージしているのだ。
 そして、「夜は飲み語らい」、今まで以上に野口先生とフェイス・トウー・フェイスで膝を交えて飲み語らい、ぜいたくに交流・親睦できる、そんな合宿的学習会をイメージしているのだ。
 これをするには、「もう少人数制」しかない。
 そして、基本コンセプトは「普段の学習会の延長」である。「普段の学習会に野口先生が参加する、あるいは野口先生にご指導いただく」こういう
学習会である。

 これから、メンバーの皆さんに、知恵をいただいて、日程と内容は決めていきたい。
 今のところ、1泊2日で行こうと思っている。
 野口先生との日程を調整を急がなければ。
    12日(水)  本日「鍛える国語教室研究会」の支部を立ち上げた。
 この件について、メーリングに次の通りのメールを流した。

  徳田です。
 お知らせです。
 
 今まで私・徳田と飲み会で何度かご一緒された方はご存知だと思いますが、
本日「鍛える国語教室研究会」の支部を立ち上げ、その旨を野口芳宏先生に連絡しました。
 支部の名前ですが、以下の通りでいくつか考えています。

  ・ 鹿児島支部
  ・ 日置支部
  ・ 鹿児島日置支部
  ・ ホウカゴ支部
  ・ ホウカゴサークル
       :
       :

 もう一つ、「第1回の学習会」の件も野口先生にはお伝えしました。
 次のようなイメージの学習会です。

  1 1泊2日というような「合宿的な」学習会
  2 少人数(20〜30名)制で、野口先生からミッチリ学ぶ学習会
  3 普段の学習会の延長
  4 メンバーも模擬授業やレポート提案をし、野口先生にももちろ
   ん模擬授業や講座をしていただく。
  5 例えば次のような日程
    1日目 13:00〜17:00  学習会
         19:00〜       懇親会
    2日目  9:00〜12:00  学習会

 まず、野口先生は、支部立ち上げに関しては、

  「いやあ、本当にありがたい。」

というお返事でした。

 また、上のような学習会のイメージを話すと、

  「北海道の支部がまさしくそのような形をとっていますよ。
   合宿的なやり方をやっていますよ。」

 少人数制にして「ミッチリ学ばせてください」とのことをお話しすると、

  「こちらこそ学ばせてください。」

とのお返事でした。

 最後に、

  「こちらとしては大変ありがたいので、日程をこれからすり合わせて
   いきましょう。」
  「こちらを出るときは、1便で向かいますから。」

とのお返事でした。

 これで、「鍛える国語教室研究会」の支部としての活動が具体的に
動いていくことができます。

 なお、第1回学習会の日程及び内容は、今後ご相談していきたいと
思います。
    11日(火)  本日、3学期1日目。
 1年生5人はいたって元気。
 私が教室に顔を出すと、いつもの通り、

 「おはようございます。」

の元気なあいさつが私に向けられた。
 どの子もニコニコ顔である。

 3学期の登校日数は「56日」。
 あっという間に終わるだろう。
 「あっという間に終わること」を念頭に置きながら、私に「できること」をやっていく。
    10日(月)  冬休み最終日。
 いくつか事務処理を行う。
 「学級だより」は、時間割や週行事のページは、4週分まとめて、この冬休みの間に作った。
 残りのページは、そのときそのときの週で、あったこと・実践したこと・子どもたちのことなどを入れていくことになる。

 それにしても冬休みは過ぎてしまった。
 明日からの学校に精力を注ごう。
     9日(日)  7日の日記に、「七草」という行事・言葉で浮かんできた「はてな?」をいくつか列挙した。
 そこで、本日Google検索で「七草」について調べてみた。
 検索するときのキーワードは、「七草 由来」と「七草」の二つである。
 いろいろとあり、面白かったので、見つけたページのアドレスを、この日記に貼り付けしたのだが、うまくいかない。
 貼り付けたアドレスを、「クリックすればアクセスできる」と思ったのだがそれがうまくいかない。
 何か特別な貼り付け方が必要なのだろう。
 ということで、あとしばらくしたら、この日の日記に、「七草」について調べたことをまとめてみようと思う。
     8日(土)  本日、DFT&モア合同学習会。
 次の通りだった。

 1 時間   13:00〜13:30 日程確認、談笑
         13:00〜17:00 学習会
         17:30〜      懇親会(しのぶ、アバウト)
 2 場所   伊集院町「ゆすいん」和室
 3 参加者  HT氏、U氏、MZ氏、O氏、HU氏、YZ氏、徳田の7人

 HU氏・・・ラーメンズのネタを使った群読(音読)指導
       「しりとり竜王戦」「浮世絵を使った版画指導」の紹介

 O氏・・・・2年図工「版画〜一版多色刷り」の指導

 YZ氏・・・仮説実験授業全国大会報告「わたあめの作り方」
                         「おもりのはたらき」

 U氏・・・道徳授業「幸せな家族とは?」「うちの子育て」

 HT氏・・「授業のネタ 教材開発」原稿紹介、3学期最初の学級PTA資      料の紹介

 MZ氏・・もの作り「肉まんの簡単な作り方」

 徳田・・・学習ゲーム「大のつく二字熟語と作文」「何が〜する。それは、
      どういう例え?」
       酒井式「いもほり」の紹介

 いつもの通り、多種多様な模擬授業及び教育実践群の数々。
 そのまま追試できるもの、資料やネタがそのまま使えるもの、あるいは模擬授業通して「授業づくり」「授業構想」のヒントが得られたものなどなど
多くが学べた学習会であった。
     7日(金)  今日は娘の「七草」だった。
 しかし、うっかりしていてこの日を代表出勤の日に入れてしまっていた。
 そこで、昼食時間に写真屋さんに向かい、家族6人で記念撮影をした。
 神社へのお参りはできなかったが、記念撮影ができたのはよかった。
 (ただし、家内と長男と娘三人はお参りができた。)

 ところで、「七草」という言葉から、いろいろな「はてな?」が思い浮かんだ。調べてみたら、授業のネタになりそうだ。

 1 「七草」って、いつ頃から、どういう「願い」で始まった行事なのか?
 2 始まった当時と、今とでは、行事の行い方は違うか?同じか?
 3 「七草」発祥の地というのがあるのか?
 4 「七草」とは、どういう意味合いからできた言葉か?
 5 なぜ「七草」か?「八草」「五草」ではダメか?
 6 「七草」の日の必須アイテムというのがあるか?あったか?
 7 外国でも、「七草」と似た行事があるのか?
 8 「七五三」と「七草」は同じか?
 9 「七草」の日に、やっておいた方がよいこととは?
10 「七草」の日に用意しておいた方がよいモノ(縁起のいいモノ)という
  ものがあるのか?
11 「七草」は、どの都道府県でも、その行い方は同じか?違うか?
12 「七草」の実施率はどれくらいか?
13 「七草」をよく行っている都道府県は?あまり行っていない都道府県  は?
14 「七草粥」の中に入っているものは何か?
15 「七草粥」を作るときには必要なものは?作り方は?

 まだまだ浮かびそうだが、今日はこれぐらいで。
     6日(木)  ジエイタイ(都城)

 本日、以下の日程でジエイタイ例会に参加した。

  7:10 湯之元駅発
  7:39 鹿児島中央駅着

  8:00 中央駅発(MZ氏の車に同乗)
 10:00 S先生レッスン参観
 13:00 ジエイタイ
 18:00 懇親会:都城の居酒屋

 参加者は、S先生、MZ氏、HU氏、そして私の四人。
 いつも以上に「多くのことが学べた」1日であった。

 今回も、模擬授業をさせていただいた。その数4本である。
 以下の4本。

  1 「Do you like ○○'s ? Yes, I do.」の導入・ドリル・アクティビティ
  2 「What do you do,everyday ? I ○○ everyday..」の導入・ドリル
  3 「What do you like to do ? I liketo ○○.」の導入・ドリル.
  4 世界の天気「How's the weather today in ○○?/It's sunny.」の
   センテンスパターンを使った「コミュニケーションゲーム」(MZ氏の追   試)

 S先生、MZ氏よりみっちり教えていただいた。
そのお陰で ゴテゴテしていた流れもだいぶ「すっきり」したものになった。 これもお二人からのアドバイスと目の前で実演をしていただいたお陰である。2、3度やり直していくうちに、余計なものが削げ落ち、リズムとテンポのある「すっきり」としたものになったようだ。
 お二人に感謝である。

 今回、「導入の仕方」で学べたのは、以下のことだ。

  1 センテンスパターンと関係のある経験を端的に聞く。
    「これ、毎日している人?(「歯磨き」のフラッシュカードを見せて)」    「これするの好きな人?(「テレビを見ている」フラッシュカードを見      せて」)  
 
  2 「キーワード」を動作つきで紹介をする。
    「『毎日』は、everyday(動作をしながら)。」 
    「Repeat after me.“everyday”」(everydday)

    「『好きなこと』を言うときは、like to(動作をしながら)」
    「Repeat after me.“like to”」(everydday)
 
  3 最初はゆっくり、次第にスピードを上げリズムをつけてリピートさせ    る。
 
  4 3回リピートさせる。
    3回リピート(言う、立つ、座る)

  5 「Answere's form」のドリル(フラッシュカードを使って)」
  (1)「『テレビを毎日見る』は、I wach TV everyday.」
  (2)カードをめくっていき、リピートさせる。(4、5個)
  (3)途中から、教師は言わない。(子どもだけに言わせる)
     T:めくる  C:I wash my face everyday.
     T:めくる  C:I drive a car everyday.
 
  6 「Question's form」の導入とドリル
  (1)1通り通ったら、教師がQuestion’s formを言う。
     T:What do you do everyday ?  C:I wash my teeth everyday.
     T:    :                      :
  (2)教師が何て言ったか尋ねる。
     「What did I say ? 先生、何て言ったかな?」
     「先生は、“What do you do everyday ?”と言いました。
      意味はね、『毎日してることは、何?』という意味です。」
  (3)リピートさせる。
    @ ゆっくり→だんだん速く(リズムをつけて)
    A 3回
  (4)意味の確認
    「What do you do everyday ?」の意味は?
    「毎日していることは何ですか」を英語で言うと?
  (5)教師に聞く
    「先生に聞いてください。何て聞くの?」
    「Ready go.」
    C:What do you do everyday ? T:I wash my face everyday
             :                   :
  7 Q&A(Group practice)
  (1)This group , Answere's form.
     This group , Question's form
     このグループ、何てきくのかな?
     このグループ、何てきくのかな?
  (2)Ready go
                :
                :
                :

 夜の懇親会も設けられた。
 6時頃から始まり、10時30分頃終了。存分に語った。
 帰りは、MZ氏に自宅まで送っていただいた。深く感謝である。

     

     5日(水)  この冬休みに以下の教育書を買った。

  1 「お笑いに学ぶ教育技術〜教室をなごませるアイデア集〜」
                            (上条晴夫編著、学事出版)
  2 「勉強嫌い」をなくす学習ゲーム入門」(上条晴夫著、学事出版)
  3 「論理的な表現力を育てる学習ゲーム」(上条晴夫編著、学事出版
  4 「ワークショップ型 総合学習の授業事例集」(上条晴夫編著、
                                      学事出版)
  5 「授業導入ミニゲーム集」(上条晴夫編著、学事出版)
  6 「ワークショップ型授業で国語が変わる」(上条晴夫編著、図書文化
  7 「自分の身を守る3原則」
                  (向山・小森型理科研究会 新牧腎三郎編)
  8 「TOSSランド活用ワーク」(1年〜6年)(東京教育技術研究所)
  
 これ以外に教育雑誌は4冊購入した。
 「イベント参加」と「教育書購入」で家計を圧迫し続けてきた私にとっては
これがぎりぎりである。

 ご覧の通りで、上条晴夫氏関係の教育書を今回多く買った。その中身は、「学習ゲーム」「お笑い」「ワークショップ」関係である。
  今回上記著作を読んで「学べたこと」「ためになったこと」は次の二つである。

  1 ネタや実践事例をたくさん仕入れられたこと
  2 「学習ゲーム」や「お笑い」の教育的価値を再発見できたこと

 1については、教室で実践したり、学習会で紹介したりするとして、2の「教育的価値」については、明日以降の日記でまとめてみたい。
     4日(火)  町学校保健研究協議会「参観授業」の情報収集

 この数日、上記参観授業の情報収集を行っている。
 TOSSインターネットランド、Google検索など、インターネットを使って探しているのだが、「これだ!」と思うのがない。
 中学年以上の実践事例はいろいろとあるのだが、低学年向き、特に1年生用のものがなかなかない。
 もし、高学年担任だったら、間違いなく「薬物乱用の授業」をフラッシュサイトを使ってやるところだが、そういうわけにもいかない。

 昨日、「『知的生産活動』の始まりは、『情報を得るための行動を起こすこと』だ。その第1番手は、「情報の探求」だ。」と書いた。
 その「情報の探求」をやってみて、なかなか「目ぼしい情報・実践事例」
に行き当たらないのだ。

 とは言っても、小ネタ的なものはいくつかある。以下のものである。

  ・ 風の予防には何がいい?
  ・ うがいには、何がいい?
  ・ 私は誰でしょう?(食べ物クイズ)
  ・ うがいは、なぜ利くの?
  ・ くしゃくみのスピードは、時速何キロ?
  ・ かぜをひくと、体はどうなる?(どこがどこ悪くなる?)
  ・ 「うがい」と「手洗い」と、どちらの方が予防効果は大きい? 
  ・ 「かぜウイルス」の特徴を四つ挙げよ。
  ・ かぜをひいた後の「うがい」も、効果があるの?
  ・ なぜ冬にインフルエンザがはやるの?
  ・ 「うがい薬」が、アポロ11号の月面着陸・地球生還に貢献したって
   本当?
  ・ ウイルスは、体のどこから入ってくるの?
  ・ かぜを引いているとき、「かぜウイルス」は体のどこにいるの?
  ・ 「マスク」って効果があるの?
  ・ 「かぜウイルス」は、体の中に入ってからどんな悪さをするの?(か
   ぜを引くまでの3段階とは?)
  ・ ウイルスは、どんなところが好きなの?
  ・ 「かぜウイルス」は、どんなところが苦手なの?
  ・ 「かぜウイルス」をやっつける1番の方法は?

 「かぜ予防」を授業する場合は、上のようなネタがある。
     3日(月)  「情報を得るための行動」を起こすことが、「知的生産活動」の始まりである。.
 次は、板坂元の言葉である。

  「どんなリポート、論文も、情報(データ)と、それに対する自分の意見    解釈との二つものの組み合わせ・・・。
   土台となる知識を整理することが、文章を書く出発点になる。」

 この言葉、「なるほど」と思う。そして、この言葉から、ある「発想」が得られた。次のことである。

   「新しいこと」を発想・構想・構築するには、次のステップを踏んでいけ  ばよい。

   1 「情報」の探求
   2 「情報」の収集(ストック)
   3 「情報」の分類・整理
   4 「情報」の構成
         ↓
    発想・構想・構築
         ↓
    文章・企画・計画
         ↓
       行動・実践

 何かを「構想・企画」するのも、文章を書き「論を構成する」のも、始まりは一緒である。まず、「情報」を探し求め、それをストックし、分類・整理する作業から始まるのである。
 今後、 「発想・構想・構築する」機会が多く得られ、「知的生産活動」がたくさん行えるようにするために、次のことを肝に銘じたい。
 
  ・ まず、「タネ」となる情報を「探す」ことから始めよ。
  ・ 「情報を得る」ための行動をまず起こせ。
  ・ 「思いついたが吉日」

 一つの「行動」が次の「行動」を喚起し、やがて「一連の行動」にまで発展していくのである。こうして「知的生産活動」が始まっていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 1月2日の『何を書くか どう書くか』の本の続きである。本日で最後である。

 ・ 1日に5分か10分かは、かならずスケジュール表をながめる時間を   作っておくこと。
   行動学の権威ミシェル・レブーフは、つぎのように言っている。
  
   「あなたがモーレツに忙しい理由の一つは、多分プランのための時間
    をとっていないからだろう。
    忙しいからプランのための時間がなくなり、プランのための時間が
    ないために忙しくなる、という悪循環に陥っているのだ。
    ことわざにいう『虎の背中に乗っかると、降りられない』状態になっ     ているのだ。1日に5分でも10分でもプランニングに時間をあけば、    それだけ効果が十分にあらわれるものである。」
 ・ ・・・できることならスケジュール表の中にプランニング・タイムという時   間を作っておいたほうがよい。

 ・ 嫌な仕事の中で、遅くなったために嫌な仕事になったもののあること  は、前に書いたとおりだが、この予防法として5分仕事という方法があ  る。
   ・・・5分仕事というのは、・・・用事や仕事の合間に、簡単な仕事を手  早く片づけるという習慣である。

 ・ 5分仕事というのは、・・・いわば生活のコマーシャルタイムに、雑用を
  を片づけてしまうことである。

 ・ また、1日のうちで何時に仕事をするかも決めたほうがよい。アメリカ
  航空宇宙局(NASA)のパット・ジョーンズは、局でもフルタイムの仕事
  以外にも著作のアル人だが、この人に言わせると、仕事を要領よく進  めるには、毎日きまった時間にすることがもっとも大事だそうである。

 ・ 嫌なことは先にする
   「早くやらねば」と心のどこかでたえず思っていながら、ついおっくう   になって手をつけないままになっているものがよくある。こういうものが  頭のどこかでつかえていると、せっかくの大事な原稿も書けなくなる状  態になる。
  ・・・そういう際には、とどこおっている仕事、つまり何となく拒絶反応を
  示して後回しにしている仕事を、残らず書き出してみる。・・・といった単  純作業をはじめとして、大体20ぐらいの不義理がたまっているものだ。

 ・ これをやりたくない順にリストアップして、パレートの法則を使って、1  番嫌なものから目をつぶるようにしてヤミクモに片づけていく。
  ・・・これが解決すると、本番のほうは惰性に乗ったように再び円滑に   仕事が進むようになる。
  ・・・ ある友人に、この方法を話したら、「そりゃ、精神分析医のやるこ  とだ」と教えてくれた。
  ・・・アメリカでは、何かというと精神分析医に行って、高いお金を払っ   て精神的な悩みの解決をはかる人が多い。
     2日(日)  12月31日に書いた『何を書くか どう書くか』の本の続き。

 ・ 読み手に対して自分のイメージをどう作り上げるかという問題がある。
  ・・・相手の目に自分がどう映るかを全く考えないで文章を書くと、とん  でもない誤解を生じることがある。
  ・・・素直に書いた文がゴウマンな印象を与えたり、親しみをこめた表   現が気やすいと相手に怒らせたり、という例は、われわれの日常生活  で珍しくない。
   文章を通して、自分が相手にどう映じているかは、たえず注意を怠っ  たってならないことだろう。

 ・ 文章を作るにあたっても、われわれは素顔のパーソン(人)でなく、ペ   ルソナ(面)を作り上げて人に見せるべきだ。素顔よりもペルソナの   ほうが、よりよくペルソナのほうが、よりよく他人に理解してもらえるこ   とにもなるのだ。
 
 ・ どんなデータばかりの文章でも、六法全書や官報などとちがって、ど  こかに書いた人のクセというか持ち味が出るものだ。それは、スタイル  と呼んでもよいが、そういうスタイルを通して書いた人の人柄が想像で  きる。ならば、逆に書くほうで意識的にそのスタイルを作り出そう、とい  うのがペルソナづくりということになる。
   いわゆるすぐれた文章はというものは、このペルソナづくりが鮮やか  に現われているもの、逆にまずい文というのは、ピンボケの写真のよう  に雑然とした印象しか与えることができない。

 ・ ペルソナづくりで、けっきょく誠実と正確という二つの点は、・・・常に   念頭において文章を書いたほうがよい。
   つまり、「この人はマジメに正直に語っている」という印象と、「この人  の言うことはマチガイがなくて、信じることができる」という感じを読み   手に植えつけることだ。

 ・ ペルソナづくりとは、・・・自分を信じさせる努力、演出をすることなの   だ。

 ・ 「これだけのことは絶対に読み手に知ってもらいたい。覚えてもらい   たい」という点を、自分でハッキリ考えておくことだ。これは、文章全体  のアウトラインを作るときにも、各章のアウトラインを作るときにみ必要  なことである。

 ・ まずとり上げたいことは、・・・データと意見、あるいは論と証拠のバラ  ンスということだ。

 ・ 文章に変化をつけるなら、データのほうで手を変え品を変え読者を引  きつけるようにしなければならない。
  ・・・データを使って文章に変化つける方法は・・・第1が引用、第2が統  計・会話など、第3が逸話である。

 ・ 引用で読み手の信用を得る
   第1の引用というのは、自分の考えを裏づけるために、権威ある学者  や機関の言葉や文章を引く方法だ。
 
 ・ 引用した文が全体の10パーセントを超えないように注意することで   ある。

 ・ 統計と会話で意見や解釈を裏づける。

 ・ 逸話は読み手に強い印象を与える

 ・ 私小説的アプローチと名づけているものもある。つまり自分の体験や   自分についての記事を、文章に挟みこむ技術だ。・・・・ロジャース方  の「相手と共通の地盤を作る」ためにも、1種の味つけの役をする。
  ・・・文章の性質によって・・・・ときどき自分の体験を挟みこんだほうが   親しみやすい文章になるものだ。
 1月 1日(土)  2005年元旦

 この日記を書いているのは、1月2日。
 昨日は、予定通り以下の日程で過ごした。

 10:30 自宅発
 11:00 初詣(花尾神社)
 11:30 鹿児島市へ、買い物(ダイエー)
 15:00 墓参り(錦江湾墓地)
 16:00 親戚と新年会

 ダイエーにて、3000円の福袋とサイフ、セーター等を購入した。(と言って家族全員でである。)「福袋」なるものを購入したのは初めて。と言っても
私のものではない。私の妻のものである。

 墓についたのは、14時15分頃。予定より30分以上も早く到着したしまったので、外がものすごく寒いのもあって、親戚が来るまでの間、車の中でテレビを見ながら過ごした。
 墓参りが終わって、鹿児島市の伯父の家で新年会。子どもも入れて、25人が集まる。4時過ぎにビールで乾杯し、新年会が始まった。
 夜の9時半頃、お開き。自宅に戻ったのは、10時15分頃であった。
 およそ12時間出っ放しだったので、自宅に戻り腰を下ろして思ったのは、
「やっぱり、自宅はいい〜。」だった。
    31日(金)  「何を書くか、どう書くか」(板坂 元、PHP文庫)

 12月30日(木)に、鹿児島で1番大きい中古本書店「満遊堂」に行き、3冊本を購入した。(3冊で420円だった。)以下の3冊。

  1 「何を書くか、どう書くか」(板坂 元、PHP文庫)
  2 「考える技術、書く技術」(板坂 元、講談社現代新書)
  3 「その食事ではキレル子になる」(鈴木雅子、KAWADE夢新書)

 このうち、『何を書くか、どう書くか』から読み始めた。
 「少しでも文章力を高めたい」「文章力を高めることで、自分の思考力を少しでも伸ばしたい」、こういう願いからである。
 以下に、「これは」と思った箇所を列挙する。

  1 この本は上手な文章を書くために、何を書くか、の「考え方」と、そ    れをどう書くかかの「書き方」を説明したものである。

  2 上手な文章を書くためには「書き方」だけでなく、「考え方」の修業    もしなければならないのだ。
    文章の「考え方」とは、合理的に知識を整理し、そして、合理的に文   章を組み立てていく方法のことである。

  3 事実にもとづく文章を書く場合に考えなければならないこと
   (1) これから書こうとしていることに興味を感じるかどうか。
   (2) 自分はどれだけ独自の意見を持っているか。
   (3) 今、どれだけ材料を持っているか。
   * 私・徳田は以下の三つに分類する(「3I」である。)
      (1) Interest・・・・「興味・関心、問題意識」の高さ
      (2) Idea・・・・・・・「意見、分析、解釈、意味づけ」する力
      (3) Information・・「情報の蓄積」量

  4 どんなリポート、論文も、情報(データ)と、それに対する自分の意    見解釈との二つものの組み合わせ
    土台となる知識を整理することが、文章を書く出発点になる。

  5 時間割づくりコツは、時間を細分しないことだ。1回分の時間を、2    時間か3時間にして、それを一つの単位として予約でもするように手   帳に書き込む。
    午前中に3時間、午後3時間、そして夜3時間という具合にそれぞ    れ三つぐらいに分けるほうが能率的だ。

  6 愛読書でウオームアップする
    手の届くところに、愛読書というか調子をととのえるための本も常備
   している。・・・何かを書くときのウオームアップ用で、疲れたとき、書く   気がしないときに取り出して読むためのもの。

  7 何を書くかが決まったら、次に誰が読むかを考える。
   ・・・その「誰が」をもう少し具体的に細かに考える。
   ・・・この「誰が読むか」の調査は、「その人は、すでにどれだけ知って   いるか」という質問と、「その人は、何を知りたがっているか」という、   二つの質問に分かれる。
         
  8 「面と向かって話すつもり」で書く
    あるジャーナリストが「文章を書くコツは、自分が尊敬する先輩や友   人に、個人的な手紙を書くつもりで書け」と言っている。

 (続く)
    30日(木) 町学校保健研究協議会・参観授業

 2月16日(水)に、上記会の参観授業を行う。
 上記会は、普通の研究会と少し違う。
 というのも、学校の教員以外に、下記の方々で構成される会だからだ。
  
   管理職、保護者(PTA)、教育委員会、学校担当医師・歯科医師・薬  剤師

 つまり、「学校保健」の充実を目指して、学校、保護者、教育行政、関係機関が連携をとって組織されるのが、「学校保健研究協議会」である この会の会場校が、今年度は○○小になった。
 そのときに、参観授業をやることになっているのである。
 おおよそ以下の通りの日程になりそう。

  5校時  参観授業(全クラス)
  放課後  研究協議会
         (1)研究発表(PTA)
         (2)研究協議
         (3)指導助言
        講演

 ご覧の通りで、全クラス授業を行う。「授業研究」なしの、「参観授業」として行う。内容は、下記のうちのどちらで行わないといけない。

   保健、健康教育、性教育、安全教育、食育

 そこで、本校の指導計画を見てみた。
 関係のところは、例えば次の通りの内容になっている。(指導内容は、私・徳田が整理して書いた。)

  「きれいな空気とよごれた空気」

   汚れた空気を吸うと体に悪いことを理解させる。
   そして、汚れた空気から身を守るために、大事なことを知り、その通   り行動できるようにする。((1)窓を開け、換気する。(2)汚れた空気   のある場所に近づかない。) 

  「さそいにのらない」
   
   知らない人からの誘いがあった場合、「どうするのが大事か」を理     解させる。そして、被害にあいそうになったときの身の守り方を知り、  その通り行動できるようにする。

  「人のいやがること」

   「自分がされたらいやだと思うことはせず」、「自分がされたらうれし
  いと思うことは進んで行う」ことが大事であることを理解させる。
   また、基本的な男女の関わり方について理解させる。

  「かぜの予防」

   かぜの予防法を知り、かぜの予防に進んで取り組み、行動できる
  ようにする。


 さて、上記内容をもとにして、どのような授業をしようか・・・・・、いろいろと「考え」が巡る。
 せっかくの「参観授業」、参観される方々の「おみやげ」や「いい情報提供」になる授業をやってみたい。
 また、せっかく指導案を書いて授業をやるのだから、「何か問題提起」
になる授業をやってみたい。
 いろんなコンセプトの、いろんなイメージの授業が思い浮かぶ。
 今「思い浮かんでいること」だけでも、以下の通りだ。

  1 パソコンを活用した授業
  2 ライフスキル学習
  3 食と健康
  4 命の守り方について理解させ、練習させる授業
  5 参観者も部分的に参加する授業
  6 一部「討論」を取りれた授業
  7 体験型・参加型の授業
  8 子どもの行動・態度が変わる授業
  9 「ボケ」と「つっこみ」のある授業
 10 パワーポイントを使った授業

 
 残された日数は、「あと46日」。「情報収集」と「授業構想・授業づくり」を急ぎたい。
 そして、できれば、1月8日(土)のモアの学習会で、その模擬授業をやってみたい。
 次の三つのどちらかの授業になると思う。

  1 健康教育(例 病気、食、生活)
  2 安全教育(命の守り方)
  3 ライフスキル学習(例 良好な人間関係づくりを促す学習) 
 
    29日(水) 文章上達の王道

  「文章を書く」のが上手になりたいと思っている。
  「文章が上手」な状態とは、私のイメージでは、次のような状態のことだ・
  
   1 分かりやすい
   2 面白い
   3 説得力がある
   4 論理展開・論の組み立てが「さすがだ」と思う
   5 「内容」がある・有益な情報がある
   6 勇気づけられる・元気づけられる
   7 「のびやかな」気持ちになる・癒される
   8 何度も読み返したい
   9 「文」を通して、その「人格」まで尊敬してしまう

 「文章を書く達人・名人」と言えば、次の方々であろう。

  1 宇佐美寛氏
  2 有田和正氏
  3 野口芳宏氏
  4 向山洋一氏
  5 酒井臣吾氏

 私が教育雑誌を買ったときに、まず目を通すのは、上の方々の論文である。「目次」で何ページかを確認し、そのページだけサッと目を通すのである。

 さて、「文章上達の王道」、それは間違いなく、次の六つをやることだ。

  1 「文章の達人・名人」の書いたものを何度も読むこと
  2 それを視写すること(パソコンで打つのも含めて)
  3 その後、それを「まねて」、自分の文を書くこと
  4 達人・名人の文の優れている点を分析し、そこにある「原理・原則」    を見つけ出し、それを自分の文作りに生かすこと
  5 日々書き続けること、量をこなすこと
  6 力量のある人に批評してもらうこと

 幸せなことに、私は「この六つができる環境」にある。
 ということは、私のようなものでも、上の六つを続けていけば、「文章が上達していく」ということだ。

 ということで、この冬休みに、1と2と4を努めてしていきたいと思う。
 もちろん、学ぶは、上記5人の名人の文章である。

 そして、3と5は、この「日記」や「学習会のレポート」で行い、6はサークルメンバーに批評してもらったり学習会で検討してもらったりしよう。 
       
    28日(火)  本日「やったこと」「考えたこと」

 昨日から、トレーニングを再開した。
 「肉体改造」(?)を銘打ってのトレーニング再開である。
 私自身、トレーニングを再開すると、しばらくぶりの割には、「ハードになる」ところがあるので、長続きするように、軽めに行った。
 体の慣れに従って、少しずつ負荷をかけていこうと思う。
 昨日やったのは、次のこと。

  15:40〜16:28(48分間)

  準備運動
  柔軟
  なわとび
   前回し100回、ステップ跳び100回、2重跳び50回×2
  基本稽古(15分)
  拳立て 35回
  握力 70回、65回
  ジャンピングスクワット 50回
  腹筋(30回、35回)
  背筋 60回
  筋トレ バック55回 ツーハンズ25回 ロール25回

 今日は、これに少し負荷をかける予定。
 ちなみに、奄美時代は、次のようなトレーニングメニューだった。(自宅でのメニューである。)

   なわとび 
    前回し300回、ステップ跳び200回、2重跳び100回×3
   拳立て 70回×3
   ジャンピングスクワット 70回×3
   腹筋
     上腹筋 50回×3 下腹筋 80回×3
   背筋  150回×3
   ヒンズースクワット  200回×3
   筋トレ  
    バック 70回×3 ツーハンズ 35回×3 ロール 35回×3

 これをランニング・基本稽古・移動稽古・シャドーの後に、補強として
自宅で行っていた。
 1月かけて、上のことが楽にできるように持っていきたい。
    27日(月)  「冬休みにしたいこと」を構想&着手

 冬休みは、「たっぷり」時間がある。
 たっぷりある時間を、無意図的に、のんべんだらりと過ごしてしまうと、後で悔いが残る。
 そこで、この日記で、これから先「やっていくこと」を書き留めていくことにしよう。頭にある「考え」を、外に現わし客体化することは、「行動」する上でとっても大切なことである。
 例えば、次のこと。

  1 町社会科指導計画5年作成
  2 「授業ネタ 学習ワーク」原稿執筆(1月10日(月)必着)
  3 ホームページリニューアル
  4 1月6日(木)ジエイタイ資料作成
  5 1月8日(土)モア学習会資料作成
  6 部屋の掃除・整理
  7 資料関係の整理・分類
  8 3学期教材研究・指導計画作成・授業づくり
  9 2月16日(水)学校保健研究協議会・研究授業指導案作成
 10 教育課程・受け持分作成
 11 指導要録・各所見作成(パソコンに)
 12 校務分掌各計画案作成
 13 イベント参加者感想集約
 14 教育書・教育雑誌を読む。
 15 インターネットで教育関係の情報を入手・プリントアウト
                  :
                  :
 
 まだまだあるが、これぐらいにしておこう。
 上に書き記したことで、「手を着けるべきこと」がはっきりしてきた。

 過去を引きずることなく、「未来志向(思考)」「前向き思考」になるには、
早い段階で、「やるべきことを書き留め」、「とにかく着手する」ことが大事である。
    26日(日)  1日家でゆっくり

 昨日は長時間に渡る「飲み食い」があったが、それでも9時頃には、床から起きる。
 実際に着手はしなかったが、冬休みに「いろいろしたいこと」を頭の中で
考えを巡らした。
 しかし、「考えを巡らす」だけでは、着手しないことが多い。
 そこで、それを「具体的な形」で何かに書き留め、「外に現す」ことが必要である。
 それで、数か月程「手をつけていなかった」日記に手をかけることにした
 私の日記は、1番上の項目を見れば分かるように、「日記」兼「覚書き、構想、行動予定表」である。
 「1日の記録」だけでなく、その月内の「予定」や「行動計画」などを書き留め、未来に向け「自分の予定」を頭にインプットしたり、「これからやった方がよいこと」を構想ができるようにしたりにしている。
 「記録」と「構想・覚書き」の二つの機能を併せ持つようにしたのが、私の日記である。

 ということで、久方手を着けていなかった日記を書き始めることにした。
 ちなみに、私が冬休み中にしたいことは、次のことだ。

  1 教師修業
  2 肉体改造
  3 家・部屋の掃除・整理等
  4 家族サービス&親戚との親睦
  5 人間修業(?)
  6 知り合いとの交流・親睦

 その中身については、日記の中で追々書いていくことにする。
12月25日(土)  Y氏結婚披露宴
 
 Y氏結婚披露宴に出席。
 本当によく飲み、よく語った。
 披露宴は、午後1時40分開始。
 乾杯は、2時15分頃。
 それから、夜の11時過ぎまで飲み食いしていたので、8時間以上は飲み続け、喰い続けしていたことになる。
 お陰で、体重計にのると、2キロ程体重が増えていた。
 大晦日まで飲み会とかないので、体重を減らそうと思っている。
 次のことを実行することだ。

  1 アルコールを数日控える。
  2 食事を少し控える。
  3 トレーニングを開始する。

 正月になったら、「飲み食い」する日が続くので、今のうちに上のことをやることだ。

 ところで、Y氏の結婚披露宴。
 ところどころに工夫が施されていた。
 特に、名前入りのワイングラスのプレゼントは、記念になり、大変うれしかった。
 それから思ったのは、たくさんの人が披露宴に参加していたこと。
 島の披露宴では200人、300人以上はざらだが、鹿児島市内である披露宴では、この200人近い出席者は多い方ではないかと思う。
 それだけ、Y氏が自分を取り巻く周囲の人への付き合い・関係を大切に
したい、という心持の表われだと思う。

 とにかく、Yさん、おめでとう。
   
時間管理     8:00〜10:00  教師修業(2)
10:00〜12:00  校務(2)

13:00〜15:00  教師修業(2)
15:00〜16:00  校務(1)
16:00〜17:00  肉体改造

20:00〜22:00  教師修業(2)
肉体改造 準備運動
柔軟
基本
移動稽古
シャドー
拳立て
腹筋(上・下)
背筋
ジャンピングスクワット
縄跳び(前、ステップ、2重跳び)
ランニング